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風水談義 参

 
毎月 Mon'Do に載せていた地理風水をHPにアップしていきますので、玄空學地理風水の一端を知って頂ければ幸いです。
2008年12月
今月は、今年の締めとして開運の方法をご紹介したいと思います。
人は、見える力や事象と、見えない力の両方の力によって、目的の達成や失敗が結果として出てきます。
普通は、見える力のみを重視して、見えない力の存在すら認めない場合の方が多いのですが、
電波や磁場などは、見えないにもかかわらず、そんなものは無いと思っている方は皆無でしょう。
しかし、風水の力や見えない力の存在を信じている方がいるのは、商売などの場合は特に経営学を知り、努力を怠らなければ、
成功すると思っているからだと思います。
もちろん、商売をする上で、経営学や商法などは、最低限の商売のルールですから、勉強するのは当たり前の事です。
野球をするのに、野球のルールを覚える位当たり前の事なのです。
また野球のルールを知っていても、守備や攻撃の練習をしなければ、技術が上達しないのですから、努力して練習する事もまた当たり前のことです。
しかし、ルールを知り、努力して練習しても、失敗する事があるのは、野球も商売も一緒です。
なぜ失敗するのかと言えば、失敗してからですと何が足りなかったとか、経営戦略が悪かったとかと、色々後付けの分析をする事は出来ますが、
私たちのように風水を学んでいるものは、見えない力が働いて、勝敗が決まると考えています。
ただし、あくまでもルールを知り、努力した上での話です。
ルールも知らず、努力もしないで、負けるのは、至極当然のことですから、見えない力などはそこにはまだ介入する訳もなく、
まず、初歩からルールを勉強して、努力をする事が大切です。
しかし、同じ努力をしても、見えな力が味方に付いた時と、付かない時には大きな差が出るものです。
リヤカーをご存知でしょうか?たとえるなら、リヤカーの片輪が、ルールを覚えたり努力をする事にあたり、
もう片輪が、見えない力の働きをします。
どちらも、片方だけではうまく進んでいきません。
両方なくては、前に進み難く、片輪が動かなければ、同じ所を回っているだけとなります。
この二つの力を知らない人が、同じ失敗を何度も繰り返しているのです。
そこで開運の方法ですが、まずは、自分の仕事のルールを覚えて下さい。
その次に、どのように努力をするのかを考えて、方向性を持って努力して下さい。
いくら努力しても方向性が違えば、結果は自分の思い通りにはなりません。
その方向性が一般に多くの方が分らない所ですから、その方向性を教わって下さい。
これで、片輪の準備は整いましたので、今度は目には見えない風水の力を借りて、もう片輪を完成させれば、
両輪がうまく回り、成功への準備が整備された事になるのです。
これが開運への一番の近道となるはずです。
魔法の様な事を考えて、一挙に成功しようなどとは考えないことです。
そのような事を考えて行動していると、一番の遠回りになって、一生分の力を使っても、どこにも辿り着けなくなります。

2008年11月
今月は、世界的経済危機に伴い、風水と経済について書きたいと思います。
風水では、天運を20年にづつ、9回で一回りするサイクルがあり、その一つの20年を1運として、9運で、180年となり、運が一回りします。
又、地運と言う、運もあります。この天運と地運の気が合わなくなる年があります。
それが、経済危機や紛争に大きく影響を与えているのは確かです。
昨今、1929年に起きた世界大恐慌が現在のサブプライムローンの破綻に端を発した現在の世界的経済危機との引き合いに出されます。
今年の経済危機は、戊子の一白水星の10月戌の月にまた、株価が急落させました。今年は、「水」の象意が多い時なので、一見関係ないように見えますが、昨年は「土」の象意が多い年でした。つまり、今回の経済危機は昨年から起こっていた物が、今年の「水」の多い年になって経済の洪水を起こした為、コントロールが利かなくなった結果だと思います。
風水で経済は「水」の五行に当たります。「土」の年月日の強い力が働くと、土剋水で経済が剋され、経済が不安定になる事になります。
1989年のブラックマンデーも、同じ己巳の二黒土星年の10月戌月の土の象意の多い時に起きております。
ブラックサースディは、1929年の己巳年八白土星年10月戌月から起こりました。これは、天干、九星、月共に「土」の象意がある時でした。
何度も世界的経済危機はありましたが、1929年10月24日の暗黒の木曜日(ブラック・サースデイ)と1989年10月19日の暗黒の月曜日(ブラックマンデー)が代表的な世界的経済危機でしょう。
前記の3回共に10月に起こっているのは、偶然の一致と言うよりも、戌月と言う「土」の月が影響しているのでしょう。
風水で戌は、堅実や貯蓄を表すのですが、多量の水に遭う時、それが破錠する象意を持っておりますので、10月と言う月で一致をしたのだと思います。
教訓として、株式市場の場合、土の気や水の気が多い年は、10月前に株式市場から手を引いておいた方が良いと言う事でしょう。もう少し詳しく言うと、土や水の多い気の年は4月の土の月で買いの手仕舞いを行い、7月の土の月で売りに転じるのが、最良だと思われますが、他の要因も絡みますので、土や水の気が多い年は、あまり手を出さない方が無難だと思います

2008年8月
今月はお盆の為、毎年恒例となってしまいましたが、お墓の事を書きたいと思います。「風水」と言う名が一般的に初めて出てくるのが、中国の古い文献の「葬書」と言うものになります。その中で、「気は風によって流され、水によって止まる」と言う文章から、「風水」と言う名が出てきました。現在、「風水」と言うと、家相の事だと思っている方が多くいると思いますが、「陰宅=墓」の方が先で、ご先祖様が埋葬されている土地の気が、ご先祖様のお骨に土地の波動で影響を及ぼし、そのお骨と、子孫が波動によって共振し、良い土地に埋葬されている子孫は繁栄し、悪い土地に埋葬されている子孫はその悪影響を受けると言う考え方が、陰宅の基本となっています。
その土地の気は、天の気と合わさり、子孫に影響し、その土地の波動は、龍脈と合わさり、子孫に影響を及ぼします。
ここに、天(気)・人(お骨)・地(波動)の合わさり方により、どのような影響を、どの子孫が多く受けるかが決まってきますので、同じ子孫でも、善しあしは別にしても、影響を受ける度合いが違ってきます。
お墓の影響は、その人が生まれた時の直近の御墓が一番影響します。これを「先天運」と言います。例えば、おじいちゃんが亡くなっていて、そのお墓がある場合、その墓がその時生れた人にとって、一番影響を及ぼす墓となります。これには、住んでいる場所は関係無く、次男で家を出ていて、その家にお墓は無くとも、その次男の父方の墓が、次男の子供の一番影響を及ぼす事になります。性が母方でしたら、母方の墓の影響が強くなります。
では、どの人に一番影響があるかと言いますと、実際には、色々な条件で、変わっては来るのですが、簡単な一つの目安として、墓を背にして前を見た時に、左側が一・四・七番目の子供に影響し、墓の前面が二・五・八番目に影響し、墓の右側が三・六・九番目に影響を与えます。この分け方を「明堂分房」と言います。他に「座山分房」や、「二十四山分房」・「水法分房」・「砂法分房」・「龍法分房」など多くあります。
「明堂分房」の場合、例えば、お墓の左側に、鉄塔や電信柱などがあると、長男や長女にその悪象が出やすくなります。同じく、尖ったものや、崩れたものなどが、どの方向にあるかによって、どの人に出るかの目安になります。
また、墓の前が少しでも盛り上がっていますと、一般に兄弟中が年と共に悪くなる象意となります。
また、墓に入る気の通りが悪いと、墓にコケや汚れが付きやすくなり、墓自体が早く汚れますし、家運が下がります。墓の下に水が通っていますと、子供が生まれた時に問題が出やすくなります。これが、陰宅の「先天運」と言う、生まれた時に受ける影響で、生れた後に墓を直したりした時に出るのが、陰宅の「後天運」となります。
先天運が悪いのは、すでに過ぎた事なので消す事は出来ませんが、墓を良く直す事により、後天運を変える事が出来ると考えるのが、陰宅風水の考え方で、実際に大きな影響を子孫に与える事となります。結婚や子供の問題は、陽宅よりも、陰宅の影響を強く受けている場合が多いのですが、これは、子供が出来なかったり、女の子だけだったりすると、墓守をする人がいなくなったり、結婚が出来なかったりするとやはり、墓守をする人が居なくなってしまうので、結局は家系を子孫に繋げる事が出来なくなってしまうからです。
お墓参りに行った時に、「明堂分房」を確かめてみるのも、家運の旺衰を量る参考になるかと思います。

蛾媚山
008

今月は、久しぶりに龍について書きたいと思います。
写真の中央にある、平坦な山が、一文字眉山とか、蛾媚山(がびざん)と風水で呼ばれている山で、
この様な山を、案山(墓所や家の前にある山)に取る事が出来れば、綺麗な女性が生まれ、高貴の家に嫁つぎ、
実家を助けると言われている山です。
この写真の方向ですと、写真を撮った場所から南西の方位に当たる為、高貴な家に嫁いだ後に、普通より早く夫を亡くし、
未亡人になる象意がある為、写真の位置に建てたとしても、あまり良い象意とはなりませんが、この場所より、もっと南の方に、
点訣をして、墓や家を建てたならば、方位と案山の五行が良い関係になる為、高貴な家に嫁いで、安泰に暮らすか、水商売で
大成功をおさめる事になるでしょう。
この山は、ファッション関係や水商売にとっては、とても良い山で、男女共に異性相手の商売には最高の案山となります。
ただし、この写真位の高さが最良であり、これより低く見える所に墓所や家を建てると、執念深く、目上の人と争いを好むような人が出てきて、
嫁ぐ時は良かった家が、嫁いだ代に、その家が没落するような事になり易くなります。
また、これより高く見える所に、家や墓を建てると、男女関係に節操の無い人が生まれ、ファッション関係や水商売を始めても、気位だけが高く、
見栄っ張りで、経費だけがかさんでしまって、借金をつくり、店を潰しかねないような運になってしまします。
この山を良く見て頂くと、中央が少し高くなっているのが分かりますでしょうか?
これは、華蓋(かがい)と言って、やはり、高貴な家に嫁ぐ象意があり、この山の象意を強くしています。
理想を言えば、この写真を撮った高さで見えて、尚且つ、もっと近くに見えれば、最高の案山として使え、相当な人物が出てくる山となるでしょう。
古書には、このような山を案山に取って墓を建てたなら、家門は栄華を誇り、男女共に妖艶を漂わす魅力を持った人が出てくるようになると、書いてあります。




   



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