今月は、木の山から流れてきた龍脈が綺麗に龍穴を結んでいる所をご紹介致します。
まず龍脈の「龍」は、本物と偽物があります。本物の龍脈を「真龍(しんりゅう)」と言い、
偽物の龍脈を「疑龍(ぎりゅう)」と言います。これを見分けるのも風水師の重要な仕事の一つであり、風水師の上級の仕事の一つでもあります。
この真偽が見分けられないと、とんでもない龍脈上に、墓所や、家をたててしまう事となり、
最悪の場合は家が没することに成りかねない程の重要な要素なのです。
また、真龍には綺麗な形があり、これを「格局(かっきょく)」と言います。
格局にはすべて、名前が付いており、龍脈だけで無く、案山、朝山、父母山、太祖山などや、
周りの山の形もある程度決まっております。
今回ご紹介する龍穴は「真龍」の一つで、名は、仙人形の一つである「酔翁倒地形」と言う名の格局の龍脈です。
この、「酔翁倒地形」のことを書いた古書には、この格局は、値千金にあたり、「龍穴」を正しく取るならば、平時においては、身分の高い人が出て、戦時においては英雄が出ると書いてあります。
写真を見て頂くとお解かりかと思いますが、通常に見れば、なんと言うことの無い山に見えます。
しかし、周りの山や格局と合わせ看ますと、大変貴重な龍脈となることが、中々見分けることが難しい山です。
この写真中央左よりの隆起している上から三段目に「穴場」があります。
ここに墓を建てる場合、多少風水が分かる人が山に登ると二段目に墓を造りたくなりますが、穴がありませんので、せっかくの龍脈も台無しとなってしまいます。
この場所は、必ず三段目の「穴場」に建てないと、意味を成さない場所なのです。
ですから、「点穴(穴場を見つけること)」が出来ないと、せっかくの良いこの場所を生かすことが出来なくなってしまうし、「龍穴」に霊力があるだけに、点穴を間違えると逆の象意が出てしまうことにも成りかねない、難しい場所です。
その為、今回は場所を特定することを避けさせて頂きますが、若松市全体が見渡せる場所とだけ付け加えておきます。
もし偶然にも、この場所を見つけられた方が居りましたら、穴場付近は霊力が強いので決してむやみに荒らすようなまねはしないで下さい。
ただ、この穴場の場所に30分から1時間程度、気を落ち着けて座っているだけで、大きな気を頂くことが出来ますので、山川に感謝の気持ちを持って
行なえば、その人に不足している何かを戴けると思います。蛇足ですが、気を頂くだけであれば、二段目にしておいた方が無難かと思います。
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