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風水談義 弐

 
毎月 Mon'Do に載せていた地理風水をHPにアップしていきますので、玄空學地理風水の一端を知って頂ければ幸いです。
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今月は、皆さんよく御存知の飯盛山をご紹介したいと思います。
飯盛山は、五行で言えば「火」の山となります。これは、駅から飯盛山方面へ向かって、飯盛山が見えてきた時の形を良く見て頂くと、火が燃えているような形に見えないでしょうか?これは、形から読み取る巒頭(らんとう)と言う看方で、その山の気を読む時に使用する方法です。
物の形は、その象意を現します。「火」には、激しい・情熱・別れなどの意味があり、白虎隊の様子ととても似ていると思います。
白虎隊が飯盛山で自決したことは、皆さんご周知の通りですが、自決する場所が飯盛山でなくても良かったはずが「火」と言う象意の飯盛山で行われたこと自体、火の象意が、何らかの形で影響を及ぼしたと考えられるのです。また、飯盛山には、貪狼(たんろう)と言う龍脈が走っていて、これも、激しいとか、激動の意味があります。
写真は、飯盛山の北側から撮ったものですが、手前に写っている桜は、「石部桜」です。この桜の木と、飯盛山の形を良く見比べていただくと、形が良く似ていることにお気づきになられたでしょうか?これが典型的な山の気が桜の木に響いて、相似形となった例です。この相似は、他の場所でも数多く見つけることが出来ます。この、「気が響くと響いた物に影響を与える」と言うことが、風水の秘伝の一つであります。だから、実際の風水は、巒頭を重要視して、龍脈を追いかけて良い場所を探すことが出来るのです。
この石部桜は、龍の右腕の内側にあります。ただ、残念ながら、滝沢街道によって、龍脈が切られてしまっている為、龍脈の力は、とても弱くなっていますので、土地を風水的に有効に利用することは現在では、難しい状況となってしまっております。しかし、この石部桜から北側にかけて200m位は良い気が流れていますので、散歩コースにはとても良い場所だと思います。是非一度、見に行ってはいかがでしょうか。

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今回は、喜多方市の慶徳にある「長床」の後ろの山を紹介いたします。
長床の後ろの山は、少し遠くから見ますと、丸い形のした山が北から南に三個続いています。
この丸い山は、風水的には、金形の山と言い、その名の通り、お金に関する気を取ることが出来る山なので、
この山の気を合わせて、墓所や家を建てることができれば三代にわたり、財を築くことが出来ると言われるものです。
この写真は、この金形の山を座山に取り、堅造した墓の前景を移した物です。
前には、清流が北から南にかけて流れ、前方の山(朝山と言う)は、猫魔ヶ岳が綺麗に見える場所であり、その高さもちょうど良いものになっております。
明堂が大きく、通常は個人の家の墓所に使うより、神社、仏閣に使用できる良い場所です。
この金形の気を受けて良い気の集まっている場所のひとつが「長床」です。その後ろに、熊野神社がありますので、是非一度行って見てその良い気を受けてくるのも良いと思います。
また、長床の右側に砂利道ですが整備された道路があり、そこから山に登って行くと、沼があり、そこを散歩がてら歩いてみるのも、これからの季節に良い気を受け取る方法ですので、機会があれば、熊野神社に参拝して、ゆっくりと散策して頂きたい場所のひとつです。ここで一つ誤解を招くといけないので、付け足しておきますが、散策をして良い気を頂くのには、適した場所ですが、この金形の山を後ろにただ単に、墓や家を造れば良いと言う事ではありません。この金形の山の龍脈と、水龍と言う水とを合わせなければ、逆に、金殺となり、家運の衰退や、肺などの病気や癌などになる恐れがありますので、とても注意が必要ですので、安易に考えて造るのは避けなければなりません。
しかし、良い気を頂くだけなら、お薦めの場所です。

平地龍を追う
この写真は、米沢の上杉神社の左側後ろのある物です。ここより右方位にに20mほど行った所に平地龍が入首しています。
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下の写真が、上杉神社からこの平地龍を追って行って、辿り着いた少祖山です。さすがに武将の神社なので少祖山も金氣を帯びています。

風水談義 2009年5月

今月は、風水の原理についての一部を御紹介したいと思います。

風水は、羅盤と言う中心部に方位磁石の付いた物で、家の向きや、墓の向き、山や周りの建物、川や道路などを測り、その関係性を相互に照らし合わせ、判断をしていきます。羅盤は、360度を、何層もに分け色々な角度で文字が書いてあり、角度で45度分割から0.9375度分割までを使用し、方位を割り出します。

つまり、そこの場所の磁場を方位磁石で測っているのです。

その測る場所は、太極と言い、流派や判断する方法によって違ってきますが、主に家の中心や、玄関、敷地への入口などを重要視します。

磁場は、日や時間、月の朔望、季節、太陽の位置や、黒点の多さ、地理的条件などによって刻々と変化していますから、その変化を考慮に入れながら、測定していきます。

ですから風水は、天の運行と地の運行を見る為、天と地を現す堪輿(かんよ)とも呼ばれます。

現代の家は、金物が数多く使われている為、正確な方位は測れないから、家の外で羅盤は使うなどと言う流派が近年現れてきました。この理論は一見、正論のように聞こえますが、元来、方位磁石を使用して、そこの磁場を測っているのですから、外に出て、太極以外の所で測っても、もうそこはすでに、その家を測っているのではなく、外の磁場を測っている事になるのです。その、外の磁場を、家の中心に置き換えて方位を算出しても、その算出した場所がすでに誤っているのですから、正確な結果など出るはずもなく、かりに八方位に分ける看法にしても、結果が誤ってしまうのです。まして、1度以下の測定などは、誤差が激しく、使うことはできません。

方位とは、点から点を測った時に算出できるものなので、その点を間違った所に取れば、おのずと方位自体が間違ってしまうという事を省いて、正論かのように、家の中では磁場がくるっているからと測らず、太極を外で測るというような風水師が出てくるのです。

マンションなどは、特に、コンクリートの鉄筋が磁化してますので、測る場所によって、45度も違う事が多々あります。しかし、それを無視して、外だけで測り、それを、そのまま使うことはまずありません。そのような測り方では、マンションの各部屋は、同じ座山になってしまいますし、同じ位置の部屋は、1階でも2階でも、同じ家の運と判断することになる事でしょう。しかし実際には、同じマンションでも、全体を見れば、似たような傾向は見られる事もありますが、各部屋によって運が違いますし、出てくる現象も違ってきます。

ちょっと話が横道にそれましたが、風水は、その場所の磁場を測るという事は解かって頂けたと思います。その他に、真北も使用します。

真北とは、地球の地軸の延長の北極星の方位を指しますが、現在、北極星と地軸の延長は1度弱ずれています。

他に、太陽の南中方位も使用し、各土地の、時間の調整に使用したり、風水上の方位基準にも使用します。

ちなみに若松では、季節によって誤差がありますが、日本の標準時間より約20分早く昼を迎えます。

このように、磁北や、真北、南中方位、そして、その場所の磁場をもって、風水を測ります。

そして大切なのは、共振という考え方で、龍脈や、穴場、墓所や家も、土地や周りの環境と共振して固有の振動をしているという事が深く風水に関係して来ます。

この、磁場と共振が、異常となれば、悪い象意が出てきますし、良い共振と磁場であれば、良い象意が出てくるようになるのですが、家の形や間取り、同じ形の家であってもその建っている場所や住む人によっても共振の仕方や磁気が違う為、単純には判断できませんが、互いの影響で、運の善し悪しや、発展や衰退に影響するという風水の原理を少しでも知って頂けたら幸いです。


風水談義 2009年2月

今月は、会津の気が変わってきた事について書きたいと思います。

「気」と云うのは、家や場所で個々に違うのですが、大きく云いますと時代によって、世界の気が各国の気を従え、国の気が、日本であれば、各県を従え、各県の気が各市町村の気を従えます。

世界の景気が悪いから、全てが悪い訳ではありませんが、多少なりとも影響を受ける事となります。

サブプライムローンから表面化してきた不況の波は、当然会津にも影響を与えていますが、それだけでは、収まらない様子が会津を覆っている様な気がします。

具体的には、人の気も大勢集まれば、自然に影響を与えるほどの力を持つ事がありますが、今の会津は、人の気も、自然の気も全体的に、陰の気が大きく占めています。

陰の気は重く、陽の気は軽いのですが、ただでさえ活気が衰えているのですが、会津全体を陰の気が覆っている様子がうかがえます。

これは、どうしてかと考えると、最初のきっかけは、時代の運気が影響を与えているのだと思います。

現在は、天運と言って、天から降ってきて水と融合する運が八運で、地運と言って、地球や土地を流れる運も八運に入っています。

八運には、良い象意も多いのですが、止まる・停止すると云う意味があります。

水も動かなければ腐ってしまう様に、地磁気も止まってしまえば、人や家に活気を与える事が出来なくなります。

良い時は、天運と地運が融合し、陰陽が和合し、その間に生きる人や家に生気を与えるのですが、今の会津は、天運の気が地運まで届いていない様子で、天運と地運の融合がうまく行っていない様子なのです。気を感じる事が出来るとわかるのですが、天運の気が、地面まで届かず、途中で止まって漂っているのです。

これは、天運の気も生気を発揮できないし、地運も生気を受けられない状態で、会津の気運に大きく影響を与えている要因だと思います。

この状態は、地運が天運を受け入れる状態でない事を現わし、地磁気の狂いが激しい状態を表します。

こういう時ほど、人の気が大切になってきます。通常は、人が繋がなくとも、天の気と地の気は、自然に融合するのですが、今のように自然に融合しない場合は、人が天と地の気を繋ぐために、個々が出来る限り、今すべき事を考え、それに集中する事がとても大切になってきます。

今すべき事とは、自然の為に出来る事があれば、それをする事も良い事なのですが、自分や周りの人の為に、今すべき事を考え、その事に一生懸命励む事が、人の気運を上げ、ひいては、天の気と地の気の融合させる事に繋がりますので、今の不景気に負けないように頑張ってもらいたいものです。


 



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